NetCommons2.0では、登録された会員はその権限(ベース権限)に応じて、さまざまなレベルでサイトの管理に参加をします。 その参加のあり方は後で述べる「権限設定」の設定の仕方に依存しますが、このマニュアルではデフォルト設定に基づいて管理の流れを説明します。
システム管理者:NetCommonsで構築したサイトのシステム・人の両面で管理を行う最高 管理者。システムに関する管理系モジュールとサイト運営上の管理系モジュールの両方を自由に設定し使うことができます。
管理者:NetCommonsで構築したサイトの運営を行う責任者。サイト運営上の管理系モ ジュールを自由に設定し使うことができます。そのため、すべての会員情報を閲覧でき、必要に応じて制限を加えることができます。ルームの新設/名称変更等 の権限を持ち、全ルームの主担であり、ルームごとに運営メンバー(主担やモデレータ)を指定することができます。
主担:いずれかのグループルームの管理(人の管理・コンテンツの管理・デザイン)をするための 権限です。管理モジュールの中の会員情報・会員管理・ルーム管理・バックアップを利用することができます。
モデレータ:いずれかのグループルームで主担を補佐しつつ、コンテンツの管理をするための権限 です。モデレータは細かく何段階にも権限を分割でき、その中で上位に立つ者は下位の者のコンテンツを編集・削除することができます。管理モジュールの中の 会員情報と会員管理を利用することができます。
一般:許可された範囲内で、コンテンツの読み書きをすることができます。管理モジュールの中の 会員情報と会員管理を利用することができます。
ゲスト:許可された範囲内で、コンテンツを読むことができます。管理モジュールの中の会員情報 と会員管理を利用することができます。
サイトの管理をするために用いられるモジュールを「管理系モジュール」とよびます。管理系モジュールはシステムコントロールモジュールとサイト運営モ ジュールの2つのカテゴリーに分かれています。システムコントロールモジュールは主としてNetCommonsのシステムを管理するためのモジュール群 で、以下の6つのモジュールにより構成されています。
| システムコントロールモジュール:
モジュール管理・システム管理・ファイルクリーンアップ・バックアップ・携帯管理・セキュリティ管理 |
一方、サイト運営モジュールは、主としてNetCommonsで構築したサイトの運営や会員の管理をするためのモジュール群で、以下の6つのモジュールに より構成されています。
| サイト運営モジュール:
会員情報・会員管理・個人情報管理・ルーム管理・権限管理・祝日設定 |
※注意:NetCommons2.0 では、サイトの管理を複数の会員で安全に分担するため、NetCommons1.×では「管理者」とされていた権限を「サイト管理 者・システム管理者・管 理者」の3つに分割しました。サイト管理者はインストール時に作成される特別なIDで削除・編集できない唯一無二のIDです。サイト管理者とシステム管理 者はシステムコントロールモジュールとサイト運営モジュールの両方を自由に利用できるサイトの最高責任者です。管理者とは、システム管理者のうちいくつか の管理系モジュールの利用を制限されている会員です。これによって、システムを管理する管理者と、サイトの運営の責任をもつ管理者とを分けることができま す。
以下、説明では、「サイト管理者・システム管理者・管理者」を区別せずに「管理者」と総称することにします。
管理系モジュールを使うには、まずはサイトにログインし、
画面右上に表示される「管理」というリンクをクリック します。セキュリティ上の理由から、管理系モジュールには携帯電話等の端末からはアクセスすることはできません。必ず、パソコンから操作します。
すると、管理用のコントロールパネルが次のように開きます。 コントロールパネルに表示されるモジュールの種類は、会員の権限によって左右されます。下の図は、全管理系モジュールが表示されたところです。
管理用のモジュールを選択(クリック、あ るいはダブルクリック)すると、そのモジュールが ポップアップ画面に表示されます。そこで必要な管理業務を行います。
通常の画面に戻るには、メニュー上に表示されている
というリンクをクリックします。
「会員情報」のページでは、会員情報の閲覧・変更ができます。 本管理用モジュールはすべての会員が(その権限に応じて)利用することができます。
4-1-2 会員情報の詳細
「会員情報」モジュールの上部には、「会員情報」「参加ルーム」「アクセス状況」「レポート」「退会」の5つのタブが表示されます。会員情報
(個人情報管理モジュールで定義されている)会員の情報を表示します。編集が許可されている項目はクリックすることで編集可能になります。パスワードや メールアドレスを変更するには、この画面から行います。
編集後は「Enter」キーを押すか、フォーカスを別の項目に移動させることで、内容が決定されます。項目が2つ以上あるときには、「Enter」キーが 効かない場合がありますので、そのときには、右上の
をクリックする前に、別の項目にフォーカスを移動させることで確実 に決定するようにします。
赤い星印
がついている項目は必須項目です。この項目を空欄にすることはできませ ん。
アバターの項目をクリックすると、画像を登録するためのインタフェイスが表示されます。「参照」をクリックし、手元のパソコンに保存してある画像を選択 し、決定をクリックすることで、会員のアバターとして設定されます。
一部の会員情報については、(以下で説明する「会員管理」の「項目設定」で設定をすることによって)会員個人が公開・非公開を選択することができます。 「非公開」を選択した場合、その情報は会員本人と管理者にしか公開されません。
上部にある
をクリックすると、当該ユーザのプライベートルームに移動しま す。(デフォルト設定では、本人のプライベートスペースのみ閲覧できます。)
参加ルーム
会員がどのルームにどのような役割で参加しているかの一覧を表示します。
この例では、「testuser」という会員は、パブリックスペースは「一般」としてグループスペースの各ルームでも「一般」として、ただし、6年1組と いうルームのサブグループである「1班」と「2班」には主担として参加していることがわかります。そのうち、「フォーラム」と自分のプライベートルームに アクセスしたことがあり、その最終アクセス日時が表示されています。また、この会員は、グループスペースにサブグループを作成する権限をあたえられていま す。
アクセス状況
会員がどの程度サイトにアクセスしているかの回数を月別に表示します。特に、各ルームにどの程度アクセスし、投稿を行っているかについても分析をし、表示 します。
レポート
小テストやレポートなどの提出状況や成績を分析して表示します。
退会
このサイトから会員が退会を希望するときに行う処理です。(自動的な退会を認めるかどうかは、管理者が「システム管理」においてコ ントロールします。)
会員が退会すると、個人情報・プライベートルームの内容がすべて削除されます。ただし、グループスペースやパブリックスペースに登録した情報は削除されま せん。どうしても削除したい情報がある場合には、あらかじめ当該のスペースに移動して、削除すべき情報を削除した上で退会手続きを行います。
会員管理は、サイトに参加している会員を検索したり管理するためのモジュールです。一般やモデレータは、会員管理を使って同じルー ムに参加している会員を 検索することができます。
主担は自分が管理しているルームの会員管理(役割の付与・変更、サブグループ作成の許可、個人情報の(一部)編集等)などができま す。
管理者は新規に参加者を登録したり、削除したりすることができます。
※注意:権限設定によって、 管理者以外のユーザにも新規に参加者を登録することを許可することができます。詳しくは権限設定の項をお読みください。
◆ 権限FAQ
・Aという人を登録する際、どのように権限を設定するのがよいでしょう?
NetCommonsにおいて「権限」とは、主として会員管理上の権限をさします。それ以外には、(1)プライベートルームを与えるかどうか(2)どのモ ジュールを利用させるか、によって権限を決定します。組織の長や長を補佐する立場の人は管理者として登録するのがよいでしょう。その組織の中で、部分的に 人の管理を担っている人(例:担任、部長、教授)などは主担として登録するのがよいでしょう。主担となるべき人をサポートしてグループルームの運営をス ムーズにする立場の人は、モデレータとして登録するとよいでしょう。
・主担となるべき人がITに疎い 場合、グループルームをどのように運営すればよいでしょう?
NetCommons2.0からは、一般の権限の会員でもグループルーム内で「主担」を任せることができるようになりました。このように任命された主担 は、グループルーム内の役割を指し、権限が主担に格上げになるわけではありません。つまり、このように任命された主担には、一般の権限を超えて他の会員の 個人情報にアクセスすることはできませんし、他の会員の役割を変更したりすることはできません。
・運用上、もう少し細かく権限を設定したいのですが・・・
管理者権限でログインすると、新しく権限を設定することができます(権限管理モジュール→新規登録)。
会員管理を開くと、管理者には「会員検索」「会員登録」「項目設定」「インポート」の4つのタブが表示されます。管理者以外には、 「会員検索」のタブのみが表示されます。
会員検索
会員を検索するには、「会員検索」のタブを開きます。ここに条件を入力することによって、「and」検索することができます。管理者はすべての会員から検 索することができますが、管理者以外は自分が参加しているグループルームに一緒に参加している会員の中からしか検索できません。
会員検索をしやすくするには、後述する会員の「項目」を適切に設定することが重要となります。たとえば、「学年」という項目をつけておけば、1年生全員を 検索する、ということができるようになります。 何も入力しないで
ボタンをクリックすると、登 録したすべての会員の一覧が表示されます。
検索結果に表示された会員データはCSVのファイルとしてダウンロードすることができます。検索結果の画面の右上に表示されるエク スポートのリンクをクリックして、作業を行ってください。会員のインポート作業をする前に、エクスポートを実行して、万が一に備えることをお奨めします。
※エクスポート作業に関する注意: エクスポートした会員情報は個人情報の集積です。このファイルを不適切に扱った場合には、個人情報保護法違反の罪に問われることがありますので、管理に は十分な注意が必要です。たとえば、作業を行うPCにファイル交換ソフトを搭載しない、作業が終了したらファイルの中身を空にした上で上書きを行う、 USBメモリーなどに保存しない、などです。(ファイルを削除しただけでは物理ファイルが残ります。内容を白紙にして上書きするほうが安全です。)
会員登録
新規に会員を登録する場合には、「会員登録」または「インポート」の機能を使います。ひとりずつ手入力で登録する場合には「会員登録」、CSVファイルか ら一斉にインポートするときには「インポート」を使います。
まずは、ひとりずつ登録するやり方について説明します。
「会員管理」の「会員登録」のタブをクリックすると上のような画面が表示されます。
登録する会員の情報を入力してください。
ハンドル: 掲示板の投稿者やチャット の発言者を識別するニックネームとして使われます。
ログインID: ログインする際に使用 するIDです。4文字以上の英数字または記号を入力。
パスワード: ログインする際に使用す るパスワードです。4文字以上の英数字または記号を入力。
会員氏名: 会員氏名です。
会員権限: 管理者、主担、モデレー タ、一般、ゲスト、事務局、トップページ管理者から選択します。(※4-2-1◆権限 FAQ参照)
e-mail : 会員のメールアドレ スです。NetCommonsからの通知、情報の自動配信、承認メールやパスワード再設定の際の確認メールの自動配信先として登録されます。
携帯mail:会員の携帯メールアドレ スです。基本的にNetCommonsからの通知は上記のe-mailアドレスに対して配信されますが、会員が希望する場合には、携帯mailに対しても 同じ内容が配信されます。携帯mailでも受信するかどうかは、会員本人が会員管理モジュール上で設定を行います。
状態: 利用可能、利用不可のどちらか を選択します。
必要な情報を入力し、
ボタンを押します。すると、 この会員を参加させるルームを選択する画面が表示されます。画面右側がこの会員を参加させるルームです。画面左側にはそれ以外のルームが表示されているは ずです。ここから、参加させるルームを左側から選び「追加」し、参加させないルームを右側から選び「削除」します。内容が確定したら、
ボタンを押します。
次に、各ルームでこの会員をどんな役割で参加させるかを設定します。下の例では、この会員は、パブリックスペースにはゲストとして、それ以外の3つのグ ループルームでは一般として参加していることがわかります。「サブグループ作成許可」にチェックをつけると、その会員は当該のグループルーム内にサブグ ループを作成し、管理することができるようになります。(これらの設定は、各ルームの主担が「ルーム管理」で変更することができます。)
内容が確定したら、
ボタンを押します。すると、 確認画面が表示されます。内容に間違いがないかをチェックし、問題がなければ
ボタンを押します。
登録した内容を当該の会員にメールで通知することができます。「送信」を押すと、登録さ れたメールアドレスに登録内容を送信します。
項目設定
会員情報の項目を設定するには、「項目設定」のタブをクリックします。デフォルトでは、 次のように表示されます。
新規に項目を追加するときには、画面右上の「項目追加」のリンクをクリックします。する と、次のような別画面が表示されます。
「項目名」を入力し、「入力タイプ」を選びます。入力タイプには、「テキスト・選択式(択一)・選択式(複数選択)・リストボックス・記述式・メール・携 帯メール」の7種類が用意されています。既存の項目のうち「アバター」だけが画像を添付できる項目です。「説明」とは、その項目に関する但し書きです。た とえば、ログインIDという項目には「4文字以上の英数字または記号」という但し書きがついています。そのような但し書きをつけたい場合に、「説明」を利 用します。この項目を画面上に表示する際の大きさ等を特にコントロールしたい場合には「属性」の項目を用います。説明・属性は空欄でかまいません。
この項目を入力必須項目にする場合には「必須項目にする」にチェックをします。
「各自で公開・非公開を設定可能にする」をチェックすると、会員個人がその情報を他の会員に公開するかどうかをコントロールできるようになります。
NetCommonsは多言語に対応しています。言語を切り替えたときに、どのように表示するかを決めるには、「PHP定義名称を使用する」という項目に チェックを入れ、「説明」のリンクをクリックすると表示されるPHP定義名称の中から適切なものを選んでください。
すでにある項目を編集するには、「編集」のリンクをクリックし、編集を行います。システム管理上削除を許可されない項目もありますが、許可されている項目 の場合には「削除」のリンクが表示されます。これをクリックすると、項目を削除することができます。項目に「ON」という表示があるものは、「表示・非表 示」の切り替えができる項目です。たとえば、タイムゾーンという項目の「ON」の箇所をクリックし、反転させ「OFF」にすると、会員の個人情報の項目と して表示しなくなります。(ですが、その項目にすでに入力されているデータが削除されるわけではありません。)
※項目設定に関する注意:ここで定めた会員情報 の項目は、会員を検索する際にキーとして用いることができます。会員数が500を超えるようなサイトの場合、適切に会員情報の項目を定めるかどうかで会員 管理やルーム管理の手間に大きな差が生じます。学校の場合は、入学年度などを、NPOの場合は都道府県などを項目として追加しておくとよいでしょう。
インポート
大量の会員データを登録したい場合には、会員管理のタブの中の「インポート」をクリック します。
まずは画面右上の「インポートファイルフォーマットのダウンロード」のリンクをクリックして、ファイルをダウンロードします。ダウンロードしたCSVファ イルを開けると、登録すべき項目が順に並んでいますから、誤りがないように気をつけながら会員情報を記入します。空欄としたい項目は、空白のままにせずに 「null」(半角英字)を入力してください。インポートファイル設定項目についてのより詳しい説明を閲覧するには、画面下にある「インポートファイル設 定項目の詳細」の欄の「表示」ボタンをクリックしてください。
会員情報をインポートするには、次の2つの方法があります。ひとつは、既存の会員情報とバッティングした場合には、エラーとして表示する方法です。これ は、既存会員のデータが削除される事故を防ぐ上で役立ちます。もうひとつは、既存の会員情報を上書きする方法です。これは、年度末などいっせいに学年が持 ち上がり、属性を一気に書き換えたいときに便利です。(この場合には、後述する「エクスポート」機能を使って既存会員のデータをエクスポートし、それを元 にインポートファイルを作成しましょう。)
会員情報をインポートするには、「参照」をクリックし、インポートすべきファイルを指定します。インポートファイルはCSV形式で保存されたものだけが有 効です。まずは、会員情報の重複等がないかどうかを確認し、その結果が表示されます。すべて正常の場合、「決定」ボタンをクリックすることで会員情報の登 録処理が実行されます。
正常でない項目がある、とは、(1)ID・ハンドル・メールアドレスのどれかが重複している(2)求められている書式と異なるデータがある(3)必須項目 の記入漏れがある、のいずれかに該当します。エラーの「詳細結果を表示する」にチェックをすると、どこでエラーが起こったかのレポートを読むことができま す。レポートを読み、修正をして、もう一度トライしてみましょう。
※会員情報のインポートでは、「どのグループルームにどのような権限で」会員を登録するか、という情報までは流し込めません。ですから、まず会員をイン ポートしておいてから、「ルーム管理」でそれぞれの会員をグループルームに割り当てる必要があります。
会員はそれぞれ最初に付与された「権限」の範囲でサイトに参加します。たとえば、管理者 ならば、サイト運営の都合上、IDやパスワードを変更したりできなければ困るでしょう。グループルームの主担もルームの運営上、会員の連絡先であるメール アドレスを把握できないと困るかもしれません。このように、権限によって、他の権限の会員の情報をどの範囲で「読み・書き」できるようにするかを規定する のが、「個人情報管理モジュール」の役割です。
※個人情報保 護の観点から・・・管理者は慎重に個人情報管理モジュールの設定を行うことが求められます。不用意に設定を変更すると、個人情 報の流出につながるので気をつけましょう。たとえば、「一般」の会員が他の会員の氏名やメールアドレスを閲覧できる状態にしておくと、検索画面から一気に 他の会員の個人情報を取得できるようになります。
個人情報管理モジュールは、管理者のみが利用できるモジュールです。個人情報管理とはA という権限(ベース権限)をもつ会員が、Bという権限をもつ会員の会員情報をどのように扱うことができるか、を規定するための個人情報管理を開くと上部に 2重のタブをもつ次のような画面が表示されます。上部のタブが主語となる権限を、下部のタブが目的語となる権限を意味します。
たとえば、上部のタブは「主担」、下部のタブは「自分より低い権限」が選択されていたとしましょう。このとき、「(ベース権限が)主担であるような会員 が、自分より低い権限、つまりモデレータ・一般・ゲスト権限をもつ会員の情報を「読み・書き」できるかどうかを設定するための画面が表示されます。
「書き込み可」を選ぶと、主語であるA権限をもつ会員は、目的語であるB権限をもつ会員の当該の個人情報を編集することができるようになります。
「公開する」を選ぶと、主語であるA権限をもつ会員は、目的語であるB権限をもつ会員の当該の個人情報を閲覧することができるようになります。ただし、編 集することはできません。
「非公開」を選ぶと、主語であるA権限をもつ会員は、目的語であるB権限をもつ会員の当該の個人情報を見ることも編集することもできなくなります。
以下の2つの図を見比べてみましょう。
(管理者が主担会員であるtestuserの会員情報を開けた画面)
(一般会員が主担会員であるtestuserの会員情報を開けた画面)
黒字は編集不可、青字は編集可であることを示しています。
同じ「testuser」という会員情報にアクセスしても、誰がアクセスしたか、ということによって、このように見える画面が異なります。
この例では、管理者は「自分より下の権限」である主担の個人情報のうちパスワード以外のすべての情報を閲覧でき、しかも、ログインID,ハンドル、パス ワード、会員氏名、eメール、携帯メール、性別、プロフィール、タイムゾーン、言語、権限、状態を編集できるよう設定されています。
一方、一般会員は「自分より上の権限」である主担の個人情報のうち、ハンドル・プロフィール・アバターの3つの項目しか閲覧が許可されていません。また、 公開されている3項目の編集は許可されていません。
注 意すべき点:
★個人情報管理は、「ベースとなる権限」に基づいて設定されています。ベース権限が主担である会員Aが、グループMに一般権限で参加しており、ベース権限 がモデレータである会員Bが同じグループMにモデレータとして参加している場合、グループルームMの運用上はBのほうがAよりも高い権限を持ちます(B> A)が、ベース権限はAのほうがBよりも高い(A>B)ことになります。
★システム管理者はすべての会員のパスワード以外のすべての情報を閲覧・編集でき、パスワードも編集することができます。システム管理者の情報は本人以外 誰も編集することができません。
★項目によっては、会員自身が公開・非公開を選ぶことができます。が、非公開を選んだとしても管理者には公開されます。(管理者は、公開・非公開の設定自 体を変更することができるため)
★ハンドルを「書き込み可」にした場合、過去記事についているハンドル名は変わりません。ただし、過去記事についている過去のハンドル名は(新しいハンド ル名となった)当該の会員の個人情報にリンクします。
「ルーム管理」のページでは、パブリックスペースおよびグループスペース内に新しいルーム(およびサブグループ)を設置したり、既 存のルーム (およびサブグループ)の名称を変更したり削除したり、ルームに参加させる会員を修正したりすることができます。(サブグループは、グループスペースの場 合に設定することができます)
また、サイトによってはスペースの名称(パブリックスペース・〜のお部屋・グループスペース)がしっくりこない場合があるでしょう。そのときはもルーム管 理から変更することが可能です。
ルーム管理を開くと上の図のようなポップアップ画面が表示されます。これから作業を行おうとしているルームが3つのスペースのうちどこにあるか(あるい は、どこに設置しようとしているか)によってスペースを選び、クリックします。
既存のルームの管理
既存のルームを管理するには、これから管理しようとしているルームが設置されているスペースをまず選択します。ここでは、グループスペースにあるルームを 管理することを想定して解説しましょう。
ルーム管理のポップアップ画面に表示される
のアイコンをクリックすると、現在グループスペースに設置されているグループおよびサブグループの一覧(の うち、この画面を開けた会員が主担または管理者として管理しているルーム)が表示されます。
この図の例では、グループスペース内に「フォーラム・テーマ作成・6年1組・テストルーム」の4つのグループルームがあり、特に「6年1組」のグループ内 には「1班・2班」という2つのサブグループが設置されているのがわかります。
4つのグループのうち、「フォーラム・テーマ作成・6年1組」は公開中であり、「テストルーム」は準備中です。準備中のルームはルームの主担(または管理 者)のみが閲覧したり編集したりすることができます。公開・準備中を変更するには、「状態」の欄に表示されている「準備中にする」「公開中にする」のリン クをクリックします。
ルーム(あるいはスペース)の名称をクリックすると、次のような画面が表示されます。
この画面から、ルーム(あるいはスペース)の参加人数のほか、参加者がどれくらいルーム(あるいはスペース)にアクセスしているか、また掲示板や日誌等に 投稿を行っているかなどのルーム(あるいはスペース)に関する基本的な情報を見ることができます。また、ルーム(あるいはスペース)の名称を変更したり、 状態を変更することもできます。
ルーム(あるいはスペース)の名称は、上の画面からも変更できますが、ルーム(あるいはスペース)の一覧表示の「名称変更」のリンクからも変更可能です。
ルーム(あるいはスペース)で使わせるモジュールを許可したり制限したりするには、ルーム(あるいはスペース)の一覧表示の「使用可能モジュール選択」の リンクをクリックします。
デフォルトでは、すべての(一般)モジュールが利用可能となっています。そのうち、当該のルームでは使用を制限したい場合には、右の欄の中から使わせたく ないモジュールを選択し、
ボタンで左に移動させます。
既存のルームを削除するには、管理の欄の一番左にある「削除」のボタンをクリックします。(スペースは削除できません。)このボタンをクリックすると、次 のような警告が表示されます。
ルームを削除し、モジュールの内容もすべて削除してもよい場合だけ「OK」をクリックし ます。
モジュールの内容を一部残したい場合には、一般モジュールのマニュアルから「ブロック操作」の項を参照してください。また、ルームそのもののバックアップ をとってから削除する場合には、管理マニュアルから「バックアップ」の項を参照してください。
既存のルームの参加者の変更
既存のルームに参加者を追加・削除したり、ルーム内での役割を変更するには、一覧表示の中の「参加者変更」のリンクをクリックします。
この図の例では、会員Aと管理者が主担として参加し、それ以外のユーザ(青空先生・テストユーザ)は不参加となっています。青空先生をこのルームにモデ レータの役割を持たせて参加させるには、青空先生の欄の「モデレータ」の○をクリックします。また、このルームの中にサブグループを(自由に)作成する役 割を担わせるには、「サブグループ作成許可」の欄にチェックします。
全体の会員数が非常に多い場合には、この画面で操作するのはたいへんでしょう。そのとき には、画面中央にある
をクリックし、対象となる会員を検索します。
この内容で決定し決定内容を確認するには、
ボタンをおします。決定するだけでなく、さらに続けて参加者変更の作業を続けるには、
のボタンを押します。今行った変更をキャンセルするには
ボタンを押します。
新規ルームの作成
新しいルームを作成し、そこに参加会員を割り当てるにはルームの一覧表示の右上に表示される「ルーム作成」(あるいは「サブグループ作成」)のリンクをク リックします。
するとルーム(あるいはサブグループ)の基本項目を入力する次のような画面が表示されます。サブグループを作成する場合には、さらに「どのルームのサブグ ループとして作成するか」ということを選択します。
必要事項を入力後、「次へ>>」進みます。
「すべての会員をデフォルトで参加させる」にチェックを入れると、今後登録する新しい会員はすべて、これから作成するルームに参加 することになります。「状態」で「準備中」を選ぶと、ルームが作成されても、一般会員にはメニューブロックに表示されません。
次に参加会員を選択し、ルーム(あるいはサブグループ)での役割を定めます。
この図の例では、会員Aと管理者が主担として参加し、それ以外のユーザ(青空先生・テストユーザ)は不参加となっています。青空先生をこのルームにモデ レータの役割を持たせて参加させるには、青空先生の欄の「モデレータ」の○をクリックします。また、このルームの中にサブグループを(自由に)作成する役 割を担わせるには、「サブグループ作成許可」の欄にチェックします。
全体の会員数が非常に多い場合には、この画面で操作するのはたいへんでしょう。そのとき には、画面中央にある
をクリックし、対象となる会員を検索します。
この内容で決定し決定内容を確認するには、
ボタンをおします。決定するだけでなく、さらに続けて参加者変更の作業を続けるには、
のボタンを押します。今行った変更をキャンセルするには
ボタンを押します。
システム管理の内容は変更を保存する場合には画面下の「決定」を、作業前の設定に戻す場合には「リセット」をクリックします。
「システム管理」のページでは、サイト管理でもっとも中心となる設定をおこないます。各項目の設定内容は以下のとおりです。
1. システム
サイト名:ウェブブラウザのタイトル バーに表示されます。また、このサイト名は、会員登録確認などで送信されるメールタイトルにも使用されます。
シ ステム標準使用言語:標準で表示される言語設定、および新規で登録される会員のデフォルト言語設 定を選択します。
標 準の開始ページ:会員がログインした瞬間に移動する先を指定します。
グループルームのアップロード最大容 量:グループルーム毎の容量制限を指定します。すべてのアップロードファイルが対象となります。
2. 新規会員に対するルーム設定
パ ブリックスペースでの権限:新規で登録した会員をパブリックスペースにどのような役割で参加させるかの デフォルト値を設定します。
グ ループスペースでの権限:新規で登録した会員をグループスペースに追加するとき、どのような役割で参 加させるかのデフォルト値を設定します。
プ ライベートルーム名:プライベートルームのデフォルトの名称を設定することができます。初期値は 「〜のお部屋」です。
3. ログインとログアウト:自動ログインを利用させるかどうか、自動ログアウトまでの時間、SSLログ インを利用するかどうかを設定します。ただし、SSLログインを利用するには、別途SSLの設定(NetCommonsのサポート外)をする必要がありま す。
4. サイトの閉鎖:NetCommonsのバージョンアップな どサイトをメンテナンスする場合、また他に何らかの運用上の理由によりサイトを短期間閉鎖する必要がある場合に、利用します。ただし、管理者のIDでログ インした場合には、通常通り表示されます。サイトを閉鎖する、の項目に愛して「はい」を選択すると、閉鎖中に(管理者以外に対して)表示するメッセージを 指定することができます。デフォルト状態では「このサイトはただいまメンテナンス中です。後程お越しください」と設定されています。
「サーバ設定」のタブを選択すると、システムコンフィグ、セッション、プロキシーサーバの利用の設定をするための画面が表示されま す。
システムコンフィグのPHP最大メモリ数の推奨値は64M です。これより小さく設定すると、一括アップデートに失敗したり、一ページに複数のモジュールを配置したときに画面が真っ白になることがあります。
NetCommonsのインタフェイスの多くがJavascriptによって実現されています。JavascriptをGzip圧縮転送すると、画面の読 み込みが早くなりますが、プロキシサーバや特殊なブラウザを利用している場合には、転送に失敗することがあります。動作環境によって、「はい、いいえ」を 適切に選択してください。
同一URL内に複数のNetCommonsをインストールして運用する場合、セッションID保存用のクッキーを別途設定する必要が ある場合があります。
学校や職場などでプロキシサーバを利用する場合には、「プロキシサーバを利用する」に対して「はい」を選択します。すると、次のよ うな画面が表示されます。
※注意:本設定については、 NetCommonsをインストールするサーバが設置されているネットワークの管理者にご相談ください。
NetCommonsでの多くのやりとり、たとえば掲示板や日誌、汎用データベース、レポートなどは、メールで配信したり通知した りすることができます。そのためには、まずメールサーバそのものの設定を行わなければなりません。
NetCommonsにはメールサーバの機能は含まれていませんので、別途qmailやsendmail等のソフトウェアを用いて メールサーバを構築します。その上で、 「メール設定」を行います。
SMTPを設定したメールサーバのIPをまずSMTPサーバアドレスに入力します。NetCommonsと同じサーバ内にメール サーバを設定した場合にはlocalhostと入力します。
NetCommonsからメールを配信したときの送信者のメールアドレスを入力します。これは単に送信者の欄に表示されるものに過 ぎず、このあて先にメールが送られたときに受け取るためにはメールサーバで別途設定する必要があります。送信者名を設定し、メールの送信方法を選択しま す。
内容をチェックしたら、
ボタンを押します。
サイトのMETAタグの内容を設定します。ここで設定した内容は、サイトを表示した時に、そのHTMLソースのヘッダ部分に反映さ れています。検索エンジ ン向けのキーワードを登録し、ロボットによる検索を拒否するかどうかを選びます。さらにこのサイトを閲覧する対象年齢を選択します。
内容をチェックしたら、
ボタンを押します。
NetCommonsでは豊富なページデザインとスタイルがあらかじめ用意されています。それらの中から、これから構築するサイト にふさわしいものを選び ましょう。
テーマ:パ ブリックスペース・プライベートスペース・グループスペースそれぞれのデフォルトのテーマを選択します。3つのスペースに変化をつけると、会員がスペース 間を移動したときに「今どこにいるのか」を認識しやすくなるでしょう。「アクセシビリティー対応」というテーマを選択すると、配色や文字の大きさに関して よりユーザに配慮したサイトを構築することができます。
ここではあくまでもデフォルト値を設定します。各ページのテーマはページごとに設定可能です。これについては、一般モジュールのマ ニュアルを参照してください。
レイアウト:ページのデフォルトのレイアウトを選択することができます。
ここではあくまでもデフォルト値を設定します。各ページのレイアウトはページごとに設定可能です。これについては、一般モジュールのマニュアルを参照して ください。
一般:ページを追加したときに、そのページの上下左右の余白のデフォルトの広さを設定する ことができます。ここではあくまでもデフォルト値を設定します。各ページの余白はページごとに設定可能です。これについては、一般モジュールのマニュアル を参照してください。
サイトの性質によって、会員をどのように登録し、退会させるかは大きく異なることでしょう。NetCommonsではさまざまなサ イトに対応できるよう細 かく入会退会の設定をすることができるようになっています。
自動登録設定:会員をオンラインで自動的に登録させる際に使います。自動的に登録する場合 も、(1)ユーザ自身による確認(2)自動的にアカウントを登録(3)管理者による承認の3種類から選択することができます。(1)と(3)の場合には、 確認(承認)のためのメールが登録されたメールアドレスに自動的に配信されます。(1)を選択する場合には、会員情報としてメールアドレス(PC)を登録 することが必須となります。
パスワード通知:会員がパスワードを忘れた場合、ログイン画面の中に表示される「パスワー ド紛失」のリンクをクリックし、新規パスワードを発行してもらう手続きを行います。この際、第三者によるIDのっとりを防止するため、新規パスワードは登 録されている会員のメールアドレス(PC)に通知する仕組みになっています。会員のメールアドレス(PC)が正しく入力されていなかったり、未入力になっ ている場合は、管理者が会員管理から再発行することになります。
退会機能:会員の削除は基本的に管理者が行いますが、サイトによっては会員が希望するとき には管理者の手を煩わせることなく退会ができたほうがよいでしょう。そのような場合には「退会機能を使用する」を選択します。退会機能をONにすると、会 員が「会員情報」モジュールを開くと一番右端に「退会」というタブが表示されるようになります。会員はここから退会手続きを行うことになります。
サイト上でシステム的な問題が発生した時に、この設定でデバックモードを有効にすると、さまざまな情報が表示されるようになりま す。「PHPデバッグ」 「MySQLデバッグ」「Smartyデバッグ」の3種類があります。
NetCommonsで構築したサイトの運営に対し、それぞれのユーザがどのような権限でかかわるかを規定するのが「権限管理」モ ジュールです。権限管理 には次のような機能がそなわっています。
権限名の編集:各サイトの運用に あわせて権限名を変更できます。
プライベートルームの利用制限:権 限によってプライベートルームの利用を制限できます。
コンテンツ編集上の制限:権限に よって、HTMLタグの書き込み、ファイルアップロード、ページレイアウトの変更などを制限できます。また、権限ごとにプライベートスペースへのファイル アップロード量の制限を設けることができます。
管理系モジュールの利用・ルームの作成:デ フォルト設定では、管理者 (サイト管理者・システム管理者・管理者)が会員を登録し、ルームを作成し、会員をそれぞれのルームに割り当てるようになっています。しかし、サイトに よっては、会員の登録やルームの作成、ルームへの会員の割り当てなどの作業をある権限以上の会員に分担させたいこともあるでしょう。このようなとき、それ らの会員に管理系モジュールの利用を許可します。
利用モジュールの制限:各権限の 会員がプライベートルームで利用できるモジュールを設定することができます。
新規権限の作成:NetCommons で用意している基本的な権限は、(サイト管理者)、管理者、主担、モデレータ、一般、ゲストの5権限です。それらの権限を「ベース権限」として、新しい権 限を作成することができます。特に、モデレータ権限を最大100段階に分割することができ、その間で権限の上下を設定することができます。
権限の編集
すでにある権限を編集するには、権限管理の最初の画面の「管理」の欄の編集をクリックします。
ここでは、「主担」権限を編集する場合を例にとって説明をしましょう。
デフォルト設定: 主担はNetCommons内で管理者によって与えられたルームの作成・運営を行う。ルームへの会員の割り当ては管理者が行う。
編集したい内容:主担を「 プロジェクトリーダー」という名前に変更したい。管理者の負担を軽減するため、プロジェクトリーダーには必要なルームを構築し、関係者を自分で登録してほ しい。
まずは、主担の行にある「編集」のリンクをクリックします。すると、次のような画面が表 示されます。
権限名の「主担」とあるところを「プロジェクトリーダー」に変更します。これによって、システム上あらゆるところに表示される「管理者」は「プロジェクト リーダー」に置換されます。(ただし、メッセージや説明文などのテキストは変更されません。)内容がよければ
ボタンをクリックします。
青で囲った部分が、今回編集を行った点です。まず、
・ルーム内でHTMLタグを書くことを無制限に許可する。
・「会員検索・会員登録・削除」ができるように会員管理の権限を変更する。ただし、ベース権限が「主担」の場合、その権限未満の権限の会員しか登録するこ とはできない。この場合には、モデレータ・一般・ゲストが該当する。
・グループスペース内にルームの新規作成を許可する。これによって、勝手にグループルームを作成できるようになる。
注 意:管理系モジュールのうち、シシステムコントロール系モジュールはベース権限が管理者の会員以外に利用 を許可することはできません。これらのモジュール群は「システムコントロールモジュール」と呼ばれます。システムコントロールモジュー ルの利用を許可すると、サイトを自由にコントロールすることができるようになりますので、ごく少数の信用おけるユーザ以外には使用許可を与えるべきではあ りません。
内容がよければ
ボタンをクリックします。す ると、プライベートルーム内で利用できるモジュールを選択する画面が表示されます。
右欄にあるのが利用可能なモジュール、左欄にあるのが利用できないモジュールです。汎用データベースを利用させなくするには、右欄にある汎用データベース を選択し、「削除」ボタンをおします。内容がよければ
ボタンをクリックします。
最後に確認画面が表示されますので、内容をよく確認して「決定」をクリックします。
権限の追加
権限の編集とほぼ同じ手続きを経て、新しい権限を追加することができます。ここでは、「ルームの中で主担を補佐するモデレータを、係長<課長という2段階 で新規設定したい」という場合を例にとって説明しましょう。
まず権限管理の画面を開き、画面右上にある「権限の追加」のリンクをクリックします。すると、権限名とベース権限を入力する画面が開きます。画面下に書い てある説明書きを呼んで、適切なベース権限を選択し、権限名を入力します。ここでは、「課長」という権限を「モデレータ」をベース権限として作成します。
次へをクリックすると、モデレータの権限の上下を設定する画面が表示されます。
モデレータは、グループルーム内で主担を補佐する役割です。グループルーム内での役割の上下は、管理者=主担>モデレータ>一般>ゲストとなっています。 (ゲストには書き込み権限、アップロード権限はない)よって、モデレータは一般の会員が投稿した記事やアップロードしたファイル等を上書き(編集・削除) する権限を有します。しかし、主担が投稿した記事やアップロードしたファイル等を上書きすることはできません。上は、モデレータの中で、誰の記事を誰が上 書きできるかを設定するための画面です。既存のモデレータのレベルは50に設定してあります。課長のレベルを60に設定すると、課長>モデレータとなり、 課長はモデレータの記事を上書きすることができますし、40に設定すると、課長<モデレータとなり、モデレータのほうが課長の記事を上書きできるようにな ります。ここでは、課長のレベルを60に設定することにしましょう。
次に、プライベートルームの利用・HTMLタグの書き込み・ファイルアップロードの制限を行う画面が表示されます。ここで、使用できる管理系モジュールを 選択したり、ルーム作成の許可を与えたりすることができます。
サイト管理権限の分割
たとえ、SSLログインを採用したとしても、セキュリティ上の理由からシステム管理者のIDで頻繁にサイトにアクセスすべきではありません。また、その IDを複数のユーザで共有するなどはもってのほかです。
NetCommonsで構築したサイトを複数の信用がおけるユーザで共同で管理したい場合には、あらかじめ各自の所掌を明確にし、その範囲内でサイトの管 理を行うとよいでしょう。
ここでは、システムエンジニアにNetCommonsのシステム系の管理を行わせ、事務局長にサイトの人的管理を行わせ、さらに事務担当者に日常的な会員 の登録業務を行わせることを想定して説明しましょう。
まず、以下の3つの権限を新設する必要があるでしょう。
エンジニア:ベースを管理者権限とし、システム関係の業務を行う。
事務局長:管理者や主担などの登録・削除権限をもち、各会員の個人情報をどのような形で会員に開示・編集させるかを設定し、祝日の設定を行い、各権限で何 ができるかをコントロールする。
事務局:一般やゲスト会員の登録業務を行い、登録した会員を各ルームに割り当てることが できる。
権限を新設するには、「権限管理」の権限の追加に進みます。
エンジニアと事務局長は「管理者」をベース権限として新設し、事務は「主担」をベース権 限として新設します。
エンジニアには、サイト全体の人的管理は行わせない予定なので、たとえば権限管理→詳細 設定で次のように設定するとよいでしょう。
・プライベートルームにアップロードできるファイルの総量を20Mに制限する。
・システムコントロールモジュールのうち、システム管理・モジュール管理・携帯管理・セキュリティ管理など、システムの保守メンテナンスに必要なモジュー ルにチェックを入れる。
・次にサイト運営モジュールのうち、システム管理に無関係な「会員管理」と「ルーム管理」のチェックをはずす。
一方、事務局長はサイト全体の人的管理全般を行う予定ですので、システム関係のモジュー ルは利用させないようにします。
※ 注意:会員管理を管理者の権限で利用できるように設定すると、自ら管理者のアカウントを発行し、それを用 いてサイトをのっとることができます。権限管理を利用させたり、管理者の権限で会員管理を利用させる業務には、当 該組織の責任ある地位にある人か、業務契約を締結した人にあたらせるべきでしょう。
※ 注意:事務局は「主担」がベース権限ですので、 自分のベース権限未満の会員、つまりモデレータ以下の会員しか登録・削除することはできません。
データの写しを取って保存することを「バックアップ」といいます。NetCommons2.0では、サイト全体のバックアップであ る「フルバックアップ」 のほかにルームごとのバックアップをとることができます。ルームのバックアップは(同じバージョンの)NetCommonsサイト上で解凍し、リストアす ることができます。これにより、ルームを別のNetCommonsサイトに「引越し」することが可能となります。たとえば、異動前に自分が管理していたグ ループルームとマイルームのバックアップファイルを作成し、異動先のサイトにリストアすれば、前年度作成したデータベースやテストを再利用することができ るのです。
バックアップモジュールを開くと、次のような画面が表示されます。
バックアップをとりたいスペース(またはグループ)を選択し、下部にある「バックアップ」をクリックします。すると、まずバックアップを開始する旨の確認 画面が表示されます。
を選択すると、バックアップを開始します。バックアップが完了する と、その旨が通知されます。
をクリックし、出来上がったバックアップファイルを確認します。
上の図は「フォーラム」というグループルームのバックアップファイルが生成されたことを示しています。バックアップファイルのファイル名をクリックする と、バックアップファイルを手元のPCにダウンロードすることができます。
NetCommonsで作成したバックアップファイルは、(1)同じバージョンのNetCommonsであり、(2)バックアップファイルを作成した NetCommonsサイトが未だ存在し、(3)元のサイトがネットワーク越しに見えていれば、アップロードしてリストアすることができます。リストアす るには、画面右上に表示されている「バックアップファイル追加」のリンクをクリックし、バックアップファイルを追加します。
すると、上の図のようにバックアップファイルが追加され、管理の欄に「リストア」というリンクが表示されますので、リストアをクリックします。バックアッ プファイルに問題がなければリストアの手続きに進みます。
※ 注意:他サイトでバックアップされたファイルをリストアする場合は、「サイト共有設定」で信用するサイト として登録する必要があります。
同じ名前のルームがすでに存在する場合には、既存のルームに上書きされます。別のNetCommonsからルームを移動する場合、会員情報などは移動され ず、コンテンツのみが移動の対象となります。
ボタンをクリックすると、リストアが開始されます。問題なく終了す れば、「リストアに成功しました」というメッセージが表示されます。
※注意:フ ルバックアップされたデータはサイト上からリストアすることはできません。フルバックアップのリストアについては、「サイトのリ ストア」をお読みください。
※注意:フ ルバックアップファイルは、NetCommonsサイトと同じサーバ内に保管されますので、サーバが破損した場合には、バックアップファイルも同時に失わ れる可能性があります。別の記憶媒体に保存しておくほうが安全でしょう。
ただし、この記憶媒体に保存される情報には個人情報が大量に含まれています。このファイルを不適切に扱った場合には、個人情報保護 法違反の罪に問われることがありますので、管理には十分な注意が必要です。
フルバックアップしたファイル(フルバックアップ.tar.gz)を他のサイトまたはサーバにリストアする場合は、「2-3- 1 サーバ環境の確認」および「2-3-2 新規インストールの前準備」をご確認の上、以下の手順で行ってください。
リストア手順
1)バックアップファイルの展開
バックアップファイル(ディレクトリ配下 全て)を解凍したいディレクトリ(例えばDocumentRoot等)に展開する。
※ドキュメントルートを ディレクトリhtdocsに設定できる場合は、ディレクトリmaple,webappへのWEBブラウザーからのアクセスを制限することができます。
2)データベースの作成リストア先のMySQLにログイン後、 データベースを作成する。
ex) CREATE DATABASE [データベース名] CHARACTER SET utf8;
3)MySQL接続文字コードの設定データロード時の文字コードをUFT-8 に設定する。
ex)
-- クライアント接続文字列の設定
SET NAMES utf8;
4)データのロード作成したデータベースにMySQLダンプ ファイル(backup_full.sql)をロードする。
ex)
-- 作成したデータベースに移動する
USE [データベース名];
-- データのロード
SOURCE [出力ファイル名];
5)データベース情報、URL情報の変更ソースファイル webapp/config/install.inc.php の
データベース(DATABASE_DSN)、
URL情報(BASE_URL)を変更する。
変更行
define('BASE_URL', 'http://*****/****');
define('DATABASE_DSN',"mysql://***:***@localhost/[データベース名]");
6)ディレクトリのアクセス権の変更対象ディレクトリ:
(NCインストールディレクトリ)/webapp/templates_c/
アクセス権:読み取り・書き込み許可
& nbsp; chmod -R 777 templates_c
7)動作の確認
8) リスト済みファイルの削除
MySQLダンプファイル (backup_full.sql) を削除する
NetCommonsのセキュリティを向上させるためのモジュールが「セキュリティ管理」です。ここでは、NetCommonsコ アの開始部分を乗っ取り、入力データが処理される前に、それらの入力したデータに不正なものがないかどうかをチェックします。
あるWEBアプリケーションにセキュリティホールがあったとしても、それを攻撃しようとする場合は、ある特定のパターンでアクセス せざるをえません。その特定パターンを検知して無害化したり、アクセスを締め出したりするのが、プロテクターの役割です。
一般設定
セキュリティ管理を開くと、まずは設定画面が表示されます。
よほどの事情がない限り、セキュリティチェックは「する」を選択してください。ここで、セキュリティ対策のレベルを設定します。各セキュリティレベルの内 容を詳しく知るためには、その下に表示してある「セキュリティ設定詳細」の「表示」ボタンを押してください。
セキュリティレベルをより細かく設定したい場合には、「カスタマイズ」を選択します。内容の設定の際には、NetCommonsをインストールしたサーバ が設置してあるネットワークの管理者にご相談ください。また、主たる利用会員がアクセスしてくる端末が置かれているネットワークの管理者に相談する必要が あるかもしれません。
NetCommonsではセキュリティ上の理由により、アップロードできるファイルの拡張子をホワイトリスト方式で管理していま す。たとえば、.doc, .lzh, .pdfなどはデフォルトでアップロードできるようになっています。これらのリスト以外で特にアップロードを許可したい拡張子があれば、「拒否設定詳細」 の中の「アップロードファイルの許可拡張子」に追加します。
コミュニティ(とくに未成年者から構成されるコミュニティ)形成のためにNetCommonsを利用するようなとき、掲示板等を荒らされないような配慮が 管理者には求められるでしょう。たとえば、書き込んでほしくない文言(死ね、キモイなど)を指定の文字列に置き換えることにより、ある程度の荒れを防止す ることができます。「拒否設定詳細」の中の「禁止用語」に置き換えする文言のリストを記入しましょう。
※注意:学 校でNetCommonsを利用し、コンピュータルームからいっせいにそのNetCommonsにアクセスさせるような場合、proxyサーバを介してい ると、それらのアクセスは「同一IPから短時間に大量のアクセスがあった」と判断され、F5アタックとして強制終了させる場合があります。 NetCommonsを授業で利用する際には、セキュリティレベルを「カスタマイズ」に設定し、「DoS攻撃設定詳細」で「拒否IPから除外するIPアド レス」としてProxyサーバの外向きのIPを記入します。
次にレスキューパスワードを設定します。これはなんらかの理由でNetCommonsから管理者がIP拒否され、サイトのコントロールができなくなったと きに用います。ドメイン名/index.php?ac
tion=pages_view_rescu にアクセスして、ここで指定したパスワードを入力して下さい。e
ここでパスワードが設定されていないと、レスキュー機能自体が無効になります。万が一に備えて、必ずレスキューパスワードは設定しておきましょう。このパ スワードは平文で保存されます。ほかの管理者等に覗かれても良いよう、あなたの重要なパス ワードと同一にはしないで下さい。ログ一覧表示
疑わしいアクセスは「ログ一覧表示」に表示されます。ここには、F5アタック・変数汚染・SQLインジェクションなど悪意ある攻撃 が疑われるログが表示されます。これらのIPを「システム設定」で拒否することで、悪意ある攻撃を減らす効果があると考えられます。
セキュリティガイド
ここでは、運用しているNet Commonsについて、セキュリティを高めるためのガイドラインが示されています。
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プレフィックスマネージャー
NetCommonsシステムのテーブルの名称には「プレフィックス」と呼ばれる文字列がついています。この文字列のデフォルト値は netcommons2_に設定されています。ですが、NetCommonsはオープンソースで配布されているので、誰もがこのプレフィックスを知ってい ることになります。
セキュリティを向上させるためには、このプレフィックスをあなただけが知っている文字列に変更しておくことが望ましいでしょう。それを変更するのが、プレ フィックスマネージャーです。
適切な文字列を選択し(英数半角、使えない記号があります)最後にアンダーバー(_)をつけるとよいでしょう。
NetCommons上ではさまざまなデータやファイルが登録されたり、削除されます。削除されたファイルは見えなくなるだけで、 物理ファイルはまだ残っていることがあります。これらのファイルを放置しておくと、無駄にHDDを占有してしまうので、定期的にそれら不要なファイルの掃 除をする必要があります。それを行うためのツールが「ファイルクリーンアップ」モジュールです。
どのモジュールのファイルをクリーンアップするかを選び、チェックを入れ、
のボタンを押します。
NetCommonsを最新版にアップデートするには、次の手順で行います。
1.公式サイトからNetCommonsのアップデート用ファイルをダウンロード
2.サーバ上にインストール
3.各モジュールのアップデート
最後の「各モジュールのアップデート」を行うのが、「モジュール管理」です。モジュール管理では、他に、モジュールのアンインス トールや状態管理をすることができます。
※注意:モ ジュールをアンインストールすると、そのモジュール内に格納されていたすべての情報が削除されます。
モジュールは通常のページに配置して利用する一般モジュールと、管理画面から操作する管理系モジュールに分かれています。一般のモジュールはアンインス トールすることができますが、管理系モジュールはできません。
一般系のモジュール、管理系のモジュールそれぞれを一括でアップデートするには、画 面右下に表示されている「一括アップデート」のリンクをクリックして操作を行います。各モジュールごとにアップデートするには、それぞれのモジュールの右 についているアップデートをクリックします。
モジュールによってはその内部に大量のデータを保存できるもの(キャビネット・フォトアルバム・汎用データベースなど)があります。すべての会員がマイ ルーム内で自由に利用できるようにすると、NetCommonsをインストールしたサーバに大きな負荷がかかる可能性があります。そのようなときには、 「権限設定」のリンクをクリックし、当該のモジュールを(マイルーム内で)利用できる権限を制限するとよいでしょう。
NetCommons2.0からは、サイトごとに祝日を設定したり変更したりすることができるようになりました。
祝日設定を開くと最初に表示されるのが、その年に祝日として設定されている日の一覧です。「体育の日」の編集のリンクをクリックしてみます。すると、次の ような画面が表示されます。
これでわかるように「体育の日」は1999年までは10月10日に固定されていました。ですが、2000年から10月の第二月曜日と変更されたのです。こ のような変更に対しても、NetCommonsならばソースコードをいじることなく画面上から対応することができます。
開校記念日を祝日としている学校もあることでしょう。そのような場合には、画面右上に表示される「追加」のリンクをクリックし、新たな祝日を設定します。 祝日は遡って設定することも可能です。
祝日を「削除」すると当該の祝日が過去および未来にわたって削除されます。ですから、かつては祝日だった日が祝日ではなくなったような場合(天皇誕生日な どがそれにあたる)は、祝日の範囲を編集するほうがよいでしょう。
NetCommonsで構築したサイトは、別途携帯電話用のサイトを構築しなくても、同じURLにアクセスすれば携帯電話用に調整 したサイトを利用することができます。携帯用のサイトは携帯電話だけでなく、一部のゲーム機やスクリーンリーダ(音声ブラウザ)からアクセスした際にも利 用できます。
携帯電話等でアクセスした際のサイトの見え方をコントロールするのが携帯管理モジュールです。
4-13-1 「携帯システム」タブ
まずは最初に表示する画面を選択します。新着情報を選択すると、ここ最近サイトに登録された情報だけを一覧することができるので便利でしょう。ほかにはログイン画面・メニュー・カレンダーから選ぶことができます。
次に、携帯電話以外の小型端末からアクセスさせるかどうかを選択します。ここで、「許可する」を選ばないと、音声ブラウザに対応できません。
次に共通メニューに表示させるロゴを設定しましょう。携帯電話に表示させることを考え、小さな画像を選ぶとよいでしょう。
最後に携帯からどのモジュールにアクセスさせるかを決定します。携帯電話から日誌や掲示板などにアクセスし、新規記事を投稿することはできますが、その際、画像やファイルを添付することはできませんので、ご了承ください。
4-13-2 「携帯メニュー」タブ
「ルーム別メニュー表示」では、携帯メニューをルーム毎に分割して表示するかどうかを指定できます。選択したルームのメニューだけを表示するには「する」を、選択していないルームのメニューも表示するには「しない」を選択します
「メニュー表示形式」では、ルームやサブルームなどの親子関係による表示を設定できます。親が非表示なら子も非表示にする場合は「ツリー型」、親子に関わらずメニューを表示する場合は「フラット型」を設定します。
「表示メニュー設定」では、各ルーム名に左にある「ON」「OFF」をクリックで切り替えて、携帯メニューに表示するかどうかを指定することができます。
4-13-3 「色設定」タブ
「色設定」タブでは、背景色、文字色、リンク文字色、訪問済みリンクの色を変更できます。「#」と英数字6桁で構成されるカラーコードで指定します。
バックアップでルームをバックアップしたファイルをリストアする場合に、バックアップしたサイトを登録します。自サイトはデフォル トで設定されています。
ここに登録されていないサイトからのバックアップファイルを、自サイトにリストアすることはできません。
共有サイトの追加をクリックすると、URLの登録画面が表示されます。
URLを入力する際は、末尾には「/」、「/indx.php」を付加しない様注意して下さい。